首里城再建費用は総額いくら?過去の復元は108億円で現在価値で約1兆円?

2019年10月31日、沖縄県那覇市の首里城の正殿などが焼ける火災が発生しました。

信じたくないようなこのニュースですが、早くも復元に向けての話が出てきているようです。

首里城復元に向け沖縄県知事が早くも動く

ヤフーニュースではこのように伝えています。

 那覇市の首里城の正殿などが焼けた火災を受け、玉城デニー知事は31日、記者会見し「大変ショック。管理責任を負う者として遺憾」と述べた。県庁には「沖縄の心のよりどころを復元してほしい」という声が届いており、寄付を受け付ける口座を開設するよう準備しているという。

玉城知事は再建について「必ず復元します。多くの皆様の力を貸していただきたい。全身全霊で取り組む」と明言。11月1日に、首相官邸などを訪れ、協力を要請するという。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191031-00000061-asahi-soci

沖縄県知事の玉城デニーさんが早くも復元に向けて、首相官邸へ訪れ、協力を要請すると行動をされているようです。

千葉県知事とは、全く違う動きで、県民としても非常に心強い存在ですね。

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復元に向けては、非常に長い道のりになるかと思いますが、総工費についてはどれほどかかる見込みなのでしょうか。

首里城再建は総額いくら?過去の再建は108億円で現在価値換算約1兆円?

首里城は、これまでにも4回焼失しては復元したという過去があります。

昭和3年から昭和8年の再建のときは、このような費用がかかったと言われています。

首里城復元につきましては、当初は70億円の事業費でしたが、その後、物価の上昇、史跡の発掘調査等により費用が加算し、最終的には108億円に達しております。

http://www.bankokushinryou-kikou.com/keizai/p10623.php

90年近くも前で、108億円のため、現在の価値に換算すると何倍もの費用となりそうです。

平成30年と昭和8年の消費者物価指数を比べたときの試算はこのようになります。

消費者物価指数

101.7(平成30年)÷ 0.951(昭和8年)= 106倍

*指数は日本銀行HPより

約106倍の差があります。

これを正とすると、以下のような計算が成り立ちます。

108億円 × 106 = 1兆1,448億円

テクノロジーや物流も発展していて、当時とは全く状況が異なるので、この計算通りになるということは考えにくいですが、相当な費用がかかりそうな見込みであるのは間違いなさそうです。

首里城は過去4回も焼失⇒再建復興の歴史

首里城は、2000年の九州・沖縄サミットの夕食会場として世界に発信され、沖縄のシンボルとしても親しまれてきました。

それだけに、今回の消失には落胆の声が多く聞こえてきますが、実はこの首里城は研究者や宮大工、職人の英知を結集して30年に及ぶ復元工事を、2019年1月に終えたばかりだったのです。

首里城は今回の焼失の前にも、過去4回も焼失しては復元するという過去があります。

  1. 1453年
  2. 1660年
  3. 1709年
  4. 1945年

今回の首里城の焼失を受け、ネットからはこのような声が聞こえてきます。

首里城の焼失にネットの声は?

首里城の焼失を受け、著名人からもこのような声が聞こえてきます。

首里城再建費用は総額いくら?過去の復元は108億円で現在価値で約1兆円?|まとめ

2019年10月31日、沖縄県那覇市の首里城の正殿などが焼ける火災が発生しました。

出火原因についてはまだ特定はできておりませんが、すでに再建復元に向けて沖縄県知事が動きを見せています。

首里城はこれまでにも4度の再建をしている過去があり、直近での再建には当時の金額で108億円ほどかかったということでした。

現在価値に換算すると1兆円を有に超える額となっており、テクノロジーや物流などのコストも現在とは大きく異るとは思いますが、それなりに大きな金額となることが予想されます。

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