政令恩赦「復権令」公布の理由はなぜ?時代背景の違いや意味・目的が謎すぎる?

2019年10月22日、天皇陛下の「即位礼正殿の儀」(即位の礼)に合わせ、軽微な犯罪で罰金刑を受け医師などの資格を制限された人を救済する「政令恩赦」の復権令を公布、即日施行しました。

いったいどういう理由で、何が目的でこのようなことになっているのでしょうか。

【即位礼正殿の儀】政令恩赦「復権令」で刑罰が消滅・軽減?

恩赦について、ヤフーニュースではこのように報道しています。

 恩赦は主に国家の慶弔時に、刑事裁判で決まった刑罰を政府が消滅・軽減させたり、有罪で停止した公民権などの資格を回復させたりする制度。内閣が対象となる刑や罪、基準日などを定めて一律に実施する政令恩赦では、資格制限を回復させる復権だけに限定する。罪種は問わないが、約8割が道交法違反などの交通事件関係で公職選挙法違反者約430人も含まれる。

恩赦は21日時点で罰金納付から3年が経過した人が対象。罰金刑になると、納付から5年間、国家資格を得られないが、復権の対象になれば制限が回復され、国家試験を受けられるようになる。公選法違反で失われた公民権も回復される。

受刑者らから出願を受けて行われる「個別恩赦」のうち、重い病気などで回復の見込みが低く、刑の執行が難しい受刑者や刑の執行が長期間停止されている高齢の受刑者らを対象に「特別基準恩赦」も実施する。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191022-00000516-san-soci

この記事だけを読むと、なぜ、刑罰を軽減したり、資格を回復させるのか、全く読み取れません。

また、コメント欄には以下のような指摘もあります。

反省の有無や悔悟の程度などを問わないから、まさしく「棚ボタ」です。しかも、罪種や言い渡された罰金額に制限はなく、内訳を見ると無免許運転酒気帯び運転など道路交通法違反が65.2%、人身事故に基づく過失運転致死傷等が17.4%、暴行・傷害が3.3%、窃盗が2.6%となっています。

それ以外の罪名が11.4%に上りますが、これには投票買収など公職選挙法違反に問われた約430人や、脅迫、器物損壊、建造物侵入、名誉毀損、賭博、威力業務妨害、海賊版配信、危険ドラッグ所持、ダフ屋、ストーカー、動物虐待といったさまざまな犯罪のほか、痴漢や盗撮、児童買春、淫行条例違反、児童ポルノ所持などの破廉恥犯も含まれます。

たとえ被害者のいる犯罪であっても、その意向を確認しないまま一律に恩赦が認められるわけで、国民感情や被害者らの心情等に配慮したという法務省の説明は苦しいです。安易な先例踏襲はやめるべきでしょう。

このコメントを読むと、ますます意味が分からなくなります。

犯した罪を見る限り、軽減すべき罪なのか、また、反省の有無などを考慮しないなどとあり、これは本当に必要なことなのかと思ってしまいますが、こんな理由から公布に至っているようです。

【即位礼正殿の儀】政令恩赦「復権令」公布の理由はなぜ?時代背景に違和感?

内容を見る限り、なぜ、このようなことが起きているのかあまり理解ができません。

「政令恩赦」の復権令に至った理由は、以下のような趣旨からのようです。

新しい令和の時代を迎え,即位の礼が行われます。この慶事に当たり,罪を犯した者の改善更生の意欲を高めさせ,その社会復帰を促進するという刑事政策的な見地から,今般,恩赦を実施することとなりました。
その恩赦の内容は,国民感情,特に犯罪被害者やその御遺族の心情等に配慮し,(1)政令恩赦として,罰金刑を受け終わった者であって,かつ,3年間再び処罰されていないものについて,刑に処せられたため生じた資格の制限をなくす「復権」を行い,併せて,(2)特別基準恩赦として,一定の基準を定め,これに該当する者について,犯情,本人の性格及び行状,犯罪後の状況,社会の感情等を個別に審査して行う「刑の執行の免除」及び「復権」を実施するというものです。

http://www.moj.go.jp/hogo1/soumu/hogo08_00006.html

恩赦は世界各国で実施されている制度で、日本では奈良時代から導入されていました。

その時代にこの恩赦が取り入れられていたのは、以下のような理由からのようです。

  • 権力者が処罰する相手が自らに対する敵対者、反権力者が多かった
  • 前王の圧政を批判して、自らの慈悲を示す手段となった

背景としては、このようなことが挙げられるわけですが、何か今の時代に沿ったものではないと感じる人が多いようで、ネットからもこのような声が聞こえてきます。

【即位礼正殿の儀】政令恩赦「復権令」公布にネットの声は

「政令恩赦」の復権令に対して、ネットからはこのような声が聞こえてきます。

政令恩赦「復権令」公布の理由はなぜ?時代背景の違いや意味・目的が謎すぎる?|まとめ

2019年10月22日、天皇陛下の「即位礼正殿の儀」(即位の礼)に合わせ、軽微な犯罪で罰金刑を受け医師などの資格を制限された人を救済する「政令恩赦」の復権令を公布、即日施行し、話題となっていました。

「政令恩赦」は奈良時代から日本にあるようですが、当時で現在を比べると、時代背景が全く異なります。

そのため、多くの人がこの「政令恩赦」に対して、疑問を感じているようでした。

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