営業職は、ノルマがきつくて、厳しい世界だと思われてますよね?
会社にもよりますが、実際に数字に厳しく、毎日叱責され続ける会社もあります。
そんな営業職のなかでも、なんのネットワークもない状態で営業をする「飛び込み営業」は、コツを覚えるまでは、かなり厳しい日々が続いてしまい、「俺、営業向いてないわ…」と落ち込んでしまうなんて気持ちになりがちです。
営業部に自分から進んで配属された人もいれば、希望とは全く関係なく配属されたひともいると思いますが、これまで営業マンとして十数年従事してきた経験から、今回は飛び込み営業のコツについて紹介させていただきます。
目次
打率を上げることよりも、打席に立つことを意識する
経験がないときは、どうしても自信というものがありません。自信がないと人は、なかなか動けないということは、これまでの人生においても経験済みだと思います。
では、どうしたら自信がつくのか?
これは申し訳ありませんが、経験を増やすということ以外にありません。得意だろうが、不得意だろうが、やってみないと経験はできないので、自信をつけることができません。
とにかく打席に立つということが必要です。スマートに効率よく打率を上げるというのは、まだまだ先のステージでやることで、新入社員としてはまず打席に立ちまくるということが必要です。
飛び込み営業は、センスというよりも経験値が生きてくるものなので、打席に立つ回数を増やせれるかということが一番大きな効果を得られることになります。
マネージャーは、新入社員がいきなり実績を上げるということに、期待はしていません。初めからできる人間なんていうのはいません。
経験して、失敗して、失敗して、たまに成功するということで、全然問題ないんです。成功することが前提で臨んでいたとすると、それは少し図々しい思考かもしれません。成功したらラッキーで、誰も期待してないぐらいラフなマインドで、日々淡々と打席を増やすことが今の段階で必要なこととなります。
成功体験の詳細をしっかり記憶する
営業マンにいろんなタイプがあるように、お客様にもいろんなタイプの方がいます。
とにかく何故だか高圧的な人もいれば、飛び込み営業マンの気持ちが分かる心の優しい人もいます。
できれば後者のような人に出会えるといいのですが、実際にそういった方は決定権者ではなく、逆に高圧的なひとのほうが、発注できる立場にあるというケースが多かったりします。
経験を増やしていくと、嗅覚というのが身につくようになります。「この人は仕事を持っている」「決定権がありそうだ」「ただヒマだから話に付き合ってくれている」などを感じれるようになります。
そこで感じたことをしっかりを覚えておきましょう。その担当者と出会ったとき、どのように感じて、実際どのようなことがあって、どのような結果になったのかをしっかり記憶しておきましょう。
そして、次回別の訪問先で同じようなことを感じ、同じようなことが起きたとき「あ、これは行けるパターンだ」と感じることができれば、その気持ちでブーストされ、パフォーマンスを上げることができます。
成功体験が、さらに成功体験を生むスパイラルとなるはずです。
自分はスーパー営業マンであると洗脳する
最終のステップです。これは一番大事なところです。
実際にそうかどうかは関係なく「自分はスーパー営業マンである」と洗脳することが大切です。
ちょっと馬鹿げているなと思うかもしれませんが、かなり大事なことです。初期の飛び込み営業は、失敗のほうが圧倒的に多いので、心が折れてしまいそうになることは日常的です。
ほとんどの企業の窓口は、その企業からそんなレクチャーを受けていないにも関わらず「あいにく担当者が不在で…」のような定型文で返してきます。
そんなとき、こう思うんです。
「せっかくあなたの会社にとって有益な話を持ってきているのに、どのような決定権があって、そのようなこと言ってくるんだ?俺の話を聞かないなんて、会社にとって不利益になるということを、この窓口の人はちゃんと理解しているのだろうか?俺はスーパー営業マンだぞ。」
ぐらい上から目線で構えてみてください。そうすると定型文で返されたときに、実際の担当部門、担当者につないでもらえるような言葉を返すことができるようになります。
多くの飛び込み営業が、実際に何も考えていない受付の言葉を鵜呑みにして、諦めてしまう。これでは、訪問した意味がありません。
突然訪問した人の内線に出たり、対応をするひとは確実に会いたかった人ではありません。ですので、自分がこの会社を良くするぐらいの気概で臨めば、受付を突破することができるのです。
それでは、まとめましょう!
新入社員が飛び込み営業をするときの3つのコツまとめ
経験から成功をつかみ、成功を盾に、自分がスーパー営業マンであると洗脳する!
飛び込み営業のコツは、マインドの持ち方です。誰でも失敗を好き好んでやれないもので、できれば失敗したくないと思う気持ちはよくわかります。でも、失敗を恐れず打席に立ち続け、成功体験の分析をして、自分をスーパー営業マンだと洗脳するれば、飛び込み営業は決して無理ゲーではないものとなるはずです!
コメントを残す