「ダークナイト」で主役のバットマンよりも話題を集めていたジョーカー。
このジョーカーがどのようにして最凶ヴィランズになっていったのかを描いた映画「ジョーカー」が、2019年10月4日、つに公開となりました。
この記事では映画「ジョーカー」のラストシーンがなぜ病院だったのかについての意味・解釈、そして、アーサーの妄想の可能性について紹介していきます。
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映画「ジョーカー」のラストシーンが精神科病棟の面談室なのはなぜ?
映画「ジョーカー」のラストシーンは、おそらく精神科と思われる病棟の面談室でした。
そして、面談室を出て歩くジョーカーの足跡は、赤色でした。
この状況を見る限り、そのカウンセラーを何かの方法で、息の根を止めたのではないかと想像させられます。
ただ、このシーンの直前を思い出すと、少し点と点が繋がらない気がしてしまいます。
映画の終盤、ジョーカーは、ロバート・デ・ニーロ演じるコメディアンであるマレー・フランクリンのTVショーに出演しました。
そして、マレーがジョーカーをTVショーに出演させたのは、この不敵な笑いをするジョーカーを見せ物にしようとした悟り、ジョーカーはマレーに銃口を向け、発砲しました。
その後、ジョーカーはすぐに警察に逮捕されました。
しかし、すでにジョーカーはゴッサムに住む低所得者層のカリスマとなっており、パトカーに閉じ込めらていたジョーカーは、名も知らない信者に助け出されました。
助け出されたジョーカーは、車の上で立ち上がり、高らかにその存在を信者たちに見せつけ、ここで一旦ブラックアウトします。
そして、新たなシーンが始まるとそこは精神科と思われる病棟の面談室でした。
ジョーカー(アーサー)は虚実曖昧で妄想癖があった?
どこか不可解な結末ではないでしょうか。
一度、信者に助けてもらうも、すぐにまた捕まって、精神病棟に入れられたという推理は、浅はか過ぎると思います。
あんなに派手な方法で助けられたのに、また捕まるんだとすると、助けられたとき以上に派手なストーリーがあるはずで、全くそこについて触れられていません。
振り返れば、ジョーカーには妄想癖がありました。
同じアパートのフロアに住む女性に恋し、その恋が実り、精神的にジョーカーを支えるようなシーンがありましたが、これらは全てジョーカーの妄想でした。
そして、母ベニーも精神を病み、虚実の曖昧なことばかり口にしていました。
そのような背景を考えると、どこからかがジョーカーの妄想の世界であったのではないかと感じます。
いったいどこからが妄想だったのでしょうか。
どこからどこまでがジョーカーの妄想?テレビ番組には出演していない?
これはあくまで個人的な考察でしかありませんが、恐らくテレビ出演のオファーからが妄想なのではないかと推測します。
そもそもマレー・フランクリンがジョーカーをテレビに呼ぶということが、あまりにサクセスストーリーすぎて違和感を抱きます。
TVショーに呼んだ理由も、不可解です。
ジョーカーが、とある劇場に出演し、その際、全く会場で笑いを取れていなかったのをマレーが見たことがきっかけでした。
お金持ちの3人、元同僚にしたことは事実だと思います。
しかし、マレーに呼ばれ、マレーにしたことは妄想だったんじゃないかと思われます。
ネットからも、ジョーカーの妄想について、いろんな意見が寄せられています。
映画「ジョーカー」はアーサーの妄想?現実との境がわからない?
ネットからはこのような意見が聞こえてきます。
#ジョーカー 感想
主演の演技力で最初から最後まで押し切ってる
基本的に気が狂ってるので現実と妄想の区別がわかりにくい部分もあった
100点— kutakun (@kutakun666) October 4, 2019
アァァー(言葉にならない鳴き声)
演出的に、画面に写るものが本当に真実なのか、ジョーカーの主観なのかわからなくて、
でも現実なのか妄想なのか自分でもわからないっていうのがジョーカーなのかもしれなくて!!!— (0ωo*) (@hizagatat) October 4, 2019
JOKER観た
全く救いのない鬱映画だった。どれが本当で妄想なのかわからん。あと、ジョーカーって個であり象徴的なものなんだなと思った。人の中にかけらとして存在してるような。— ゆうでん (@youdensan) October 4, 2019
「ジョーカー」の世界はたぶんほぼ全てアーサーの妄想なんだけど、いやいや妄想なんかじゃないあれはすべて現実なんだ、って話わかりますねえ…。
— ngydygn (@ngydygn) October 4, 2019
今回のジョーカーという映画について感じたのは、最初から最後まで観る人によって感じ方が違うってことなんだよなぁ
全て妄想だと思えるし、ほぼ妄想じゃないとも言える
ホアキンジョーカーは本物であるし、偽物でもある
ジョーカーに本物はなく、誰しもがジョーカーだとも言える— ポエポエ@なかやまぜいに君 (@poepoe0325) October 4, 2019
強いてジョーカー的要素があるとしたら元々妄想癖の強いキャラクターとしてアーサーは描かれているので、作中のどこまでが真実でどこが彼の妄想なのかは観客が如何様にも受け取れるようになってた。もしかしたらクライマックスのジョーカー的行動も全部彼の妄想かもしれないわけで
— 化乃 (@adash1no) October 4, 2019
ジョーカーって、ジョーカーが考えるハッピーな妄想シーンがけっこう出てくるけど、ジョーカーという存在も弱者が考える「こんなことができたらいいのに」という妄想みたいなもんだし、すべては精神病院に収容されてる男の夢だったりして…
— ray@ゲーム心形流 (@ray_lightfield) October 4, 2019
ジョーカー滾りました…家族にも憧れも夢も全てに裏切られた妄想男の一線を超える前と後の変わりよう凄いです…
— 加藤 鷹 (@XI6CsZCJEytPqv1) October 4, 2019
なんだかんだホアキンフェニックスは心が強い
俺もっと繊細だからあんまジョーカーに共感できん
なんならマレーのテレビに呼ばれたのも妄想だったりするのかと思ったのに
— 埼玉県健常者まつり (@SpaceMonky_plus) October 4, 2019
ジョーカー、台詞で語らず演技で魅せる傑作。現実と妄想とを意図的に隠していて観客に判断を委ねた。細かくチェックしなくてもジョーカーが形成される過程を楽しめた
— ユーク (@yukuku123) October 4, 2019
【ネタバレ】映画ジョーカーは妄想?ラスト結末の病院の意味や解釈は?|まとめ
2019年10月4日、ジョーカーがどのようにして最凶ヴィランズになっていったのかを描いた映画「ジョーカー」が公開となりました。
2019年のアカデミー賞が確実視されている本作品に、多くのひとの注目を集め、早くも話題となっています。
なかでも、この映画の全てなのか、一部なのか、アーサーの妄想だったかのような示唆的なラストシーンが話題です。
これは見た人それぞれの主観によって受け止め方が変わると思います。
みなさんは、どう感じられましたか?
人気の高いジョーカーだからこそ色々なパターンを用意して観る人の想像に任したんでしょうか。
全部が本当なら社会や家族に見放された悲劇の悪のカリスマ
テレビで殺したのまでが本当なら悲劇の悪でこれからカリスマを目指す
会社員を殺したのまでが本当なら家族には愛されたけど社会が生んだ悪
全部がウソなら本当の意味でサイコパスって感じで。
個人的には笑う病気ってのも含めてウソだと思う。
ただ精神病棟にいるのは現実だと思うので会社員殺しとかは実際にやったのかもしれないけど
コメント、ありがとうございました。
鋭い考察、すばらしいですね!
笑う病気も嘘ってのは、全く想像していませんでしたが、言われてみると無くは無いですね。
どこから妄想でどれが事実か、
どう考察しても腑に落ちる物語
考えれば考えるほどよく出来た映画なんだと関心します。
もし…
/自分の笑いは精神病だったら
/母が病弱で日々看病する生活だったら
/家が貧乏でピエロのバイトをしていたら
/バイト先に小人病のピエロがいたら
/バイト中に子供にリンチにされたら
/同僚から拳銃を貰ったら
/銃携帯が病院でバレたら
/バイトを首になったら
/電車内にて衝動で陽キャを銃殺したら
/警察から逃げおおせたら
/その行動で市民にムーブメントが起きたら
/紙面トップが自分の犯行だったら
/母が憧れる有名人がクズだったら
/そのクズが実父だったら
/自分が養子だったら
/自分が虐待を受けていたら
/母が精神病のクズだったら
/母が倒れたら
/母をこの手で殺したら
/職場の元同僚が慰めに来訪したら
/職場の元同僚の前で元同僚を刺殺したら
/残ったほうをそのまま逃したら
/芸人としてお立ち台に立てたら
/憧れのコメディ番組に出演依頼が来たら
/聴衆の前で司会者を銃殺したら
/知らないところであっけなく父(クズ)が殺されたら
/逮捕後に自分のファンに助けられたら
/狂気の喝采を一身に浴びたら…etc.
コメント、ありがとうございました!
そうですよね、深すぎて、考えれば考えるほど沼にハマってしまいますね。
何度か見ることで、違う何かも見えてきそうですね!
コメント失礼します!
ラストのシーンについてですが、DCのジョーカーは映画ごと、コミックごとにストリーが違っていて一概にはいえないのですが、ダークナイトのストーリだとアーサーは捕まっていて精神病院にいたらしいのであのまま捕まっているオチだと思います。手錠もしてましたし。
ただ、最後のあの笑いは精神病ではなく本当の笑いで、アーサーはもう病気は治っているはずです。彼は病院の中で着々と次の舞台のネタを作っていくのでしょうね。
コメント、ありがとうございます!
なるほど〜
見る人によって様々な考察ができる、素晴らしい映画であったことを改めて痛感しますね。